バレンタインが過ぎて


もう過ぎてしまったのでテーマでもないが、
バレンタインデー、中国語で情人節というらしい。


中国は、というか日本以外のほとんどは男性から女性に
愛や感謝の気持ちを伝え、花を贈る日として定着している。
基本、中国の若いカップルは日本以上に公共の場でいちゃついている。
真っ昼間からなかなかダイナミックに絡み合っているので「おっ」となる。
理由はわからない。情熱的なのである。見習いたい。
そんな中国なので、愛を語らうこの日を狙って
結婚へと駆け込むカップルも多いらしい。
【北京 バレンタインデーで結婚カップル8倍に】
http://bit.ly/g3h7WX
【中国式バレンタインデー 結婚登記処にカップル殺到】
http://bit.ly/e8OqTb


中国人は日本人より縁起モノを大事にしているように見受けられるので、
ここぞの日にはお金もパワーもかける。中国のギフト市場はだからアツい。
そして(日本人からしたら)ベタなものが好きだ。

一昨年あたりに人気爆発した「小熊花束」。
今年もまだ流行ってるのか?少なくとも周辺では見かけていない。


身近な中国人女性にも話をきいてみた。
バレンタインはどうするの?
「まぁ彼氏と食事する程度ですね。プレゼントはお互い交換します」
中国でどのくらい認知されてるのかな、バレンタインって。
「若い人の間ではけっこう人気が高くなってると思いますよ。
比較的最近だと思います。男の人は奮発して高いモノ買ってますしね」
日本は女性が好きな男性にチョコレートあげる習慣なんだよ
「知ってます。でも私は無理ね」
そんな彼女も、バレンタインの日はいれこみすぎな位着飾って出社していた。
そういえば会社でたまに仕事を委託する中国人のおばちゃんが、
バレンタインの日にひょっこり会社にやってきて
おもむろにリンゴとバナナをくれた。


バレンタインだから、ではないだろな

たこやきとたいやき


日本食レストランがすっかり浸透した上海市内。
次に狙うは屋台メニューだ!ということで
にょきにょきと新しい店が出来上がっている。


上海商業エリアの徐家匯にある美罗城、
先月15日に日系たい焼き屋「たい夢」がオープンした。
週末は老若男女が押し寄せる場所にあって
中でもひときわ行列を作る盛況ぶりだった。


店頭で見たのは小豆とカスタードクリームの2種類、価格は1個8元。
ホームページをみるとチョコ味やカレー味もあるらしいので
順次ラインナップを増やしているようだ。
味は日本とほぼ同じで美味しい。この味でこの価格なら行列も納得だ。
スタッフには日本人もいるようで手際がよく、
中国人スタッフもぎこちないながらも丁寧な接客が印象的だった。


たい夢
http://www.obnchina.com/


その後、万博にも出店したたこ焼き「くくる」へ。
ここは上海万博の期間中に50万食を売ったとしてニュースにもなった。
満を持して12月にオープン。
【上海万博で大人気だった道頓堀くくる上海1号店が24日オープン】
http://jp.eastday.com/node2/home/xw/sh/userobject1ai57216.html


価格は6個いりで20元。万博で売られたものよりは若干安いらしい。
味はまぁぼちぼち。クセも強くないので
中国人向けに食べやすく仕上げているんだろう。
中国ではお世辞にも美味しいとはいえないたこ焼き屋がすでに結構あるため、
下手に中国的な味にはせず、「本場の味」で差別化を図っているようだ。


くくる
http://www.shirohato.com/shanghai/index.htm


仕事でもよく日系企業から相談を受けるが、
「中国は年々所得が上がっているんだから、ウチの商品は
値段は落とさず中国人の金持ちをターゲットにする」と話す人は多い。
もちろん金持ちの中国人は消費も旺盛だけど
食に限って言えば、一部の富裕層を除き食費にぜいたくはしない。
彼らの出費は家のローンや学費がメインになる。
日々の食費はできるだけ切り詰めるので、安いに越したことはないのだ。


日系屋台で成功しているところは、日本式を打ち出した「物珍しさ」と
価格でも最大努力した上の「お試しやすさ」が共存しているんだと思う。

止まらない爆音お正月


新年快乐。中国なのであけましておめでとうございます。


今年の元旦は2月3日。だいたい前後1週間くらいは基本お休み。
中国では年越し時に花火やら爆竹をこれでもかと打ち鳴らすのが
伝統文化なもんだから、今年も大層うるさい年越しを迎えた。

年明けの瞬間は町が煙だらけになり火薬臭が蔓延する。

住宅地とか関係なく打ち上げるためすぐ側で爆発する。


しかし、今年の上海は昨年11月に起きたマンション火災事故の影響で
上海市全体で火の扱いに対する警戒が強化されているらしく、
これまでいくつもの花火行事や屋外イベントが中止されていた。
爆竹禁止区域も主要道路を中心にけっこう多かったようで、ざっと
南京東路、南京西路、淮海中路、四川北路、中山東一路、中山東二路、新華路、
西蔵中路(淮海中路から北京東路間)、黄河路(北京西路から南京西路間)、
長寿路(武寧路から江寧路間);浦東国際空港、虹橋国際空港、虹橋駅地区、
人民広場地区、豫園商城地区、徐家匯広場地区、静安寺地区、上海駅地区、
陸家嘴金融区地区、上海南駅地区、化学工業区、外高橋保税区と延中緑地区、
太平橋緑地、虹橋緑地大型公共地区など。
実際のところ守られていないとこも多々あるとはいえ、
大都市圏では徐々に締め付けが厳しくなってきている。


というのも、やっぱり例年のごとく死傷者がでるからだ。
【北京・年越し花火で市民2人爆死、223人負傷】
http://is.gd/2mxiap
亡くなった2人のうち一人は頭部に、1人は全身に失敗し暴発した花火を受けて
爆死したという。使用した花火は品質に問題があったか、火薬使用料が
許容範囲を超えていたとみられている。同仁医院眼科には85人の花火による
怪我人が運ばれたがそのうち78人が目を負傷し、怪我人の四分の一が
子供だという。また別の医院では25人の怪我人を手当てしたがいずれも
花火や爆竹が暴発したり、周囲の人の中に飛び込んだりして手足を負傷した。


【禁止の大型打ち上げ花火、爆発して男性1人死亡=上海】
http://bit.ly/gaU0T4
直径12センチメートルの打ち上げ花火が破裂する際の破壊力は、
軍用の手榴弾程度に達する。中国では違法製造の大型打ち上げ花火も
出回っている。正規品の場合には炸薬として黒色火薬を用いるが、
違法に製造された打ち上げ花火には、原価が安くて爆発力が大きい
過マンガン酸カリウムなどが使われている場合がある。


毎年がっちり死傷者だしておいて「オイこの習慣いつまで続けるんだ」と
外国人は思うわけだけども、これも文化であり昔からの風習で辞められない
といわれるとなかなか撤廃は難しい。日本の正月だって、外国人から見れば
「毎年老人が死んでるのにどうして餅を食べるんだ」と聞くわけだから
似ているといえば似ている。
またこの時期の花火&爆竹の消費量たるやものすごく、
スーパーなどでは真っ赤な花火がどでかいスペースで大量に売られている。
縁起物ということでこの日は普段ケチな中国人だって大枚はたいてどでかい
打ち上げ花火を買ってくるわけだから、小売業者にしてもはずせない商機だ。


「1回は壮観。2回目からはただうるさいだけ」といわれる中国の爆音年越し。
うるさくてもいいから、とりあえず火事には気をつけてほしい

タオバオってなに?と今更言ってみる

先日とある勉強会に参加してみた。


テーマは「タオバオ(淘宝)」

http://www.taobao.com/
いわずとしれた中国最大のECサイトなわけだけど、
仕事でも最近さすがにタオバオ関連の相談が増えてきたので、
いつまでも知らぬ存ぜぬじゃいかんなと思ったわけだ。
ネット感度の悪い自分にとっては
基本的なことから説明してもらえたので結構有益だった。


以下メモ


タオバオサービスは現状大きく2つ
1.C to Cモデルの淘宝網
2.B to Cモデルの淘宝商城
この2つの違いがよくわからなかったんだけど、
説明を聞いてみるとだいたい下記のようなことらしい。


1.個人はもちろん、法人も出店OK。出店費用も手数料もとられない。
  消費者との値切り交渉あり(チャットで会話)
  400万〜500万店舗とも言われ、探せばなんでもある
  外国人でも出店OK。一応、中国人の簡易保証人が必要らしい
2.出店資格は法人のみ。
  出店するためにはタオバオからの許可が必要。そのため信頼性は高い。
  価格は淘宝網よりは若干高めとか
  淘宝網と比べると品数が少ない
  以前は中国企業のみだったが、ちょっと前に外資企業にも解禁された


なるほど。で、今後参入するとしたらどっちがいいのか?と考えると
今後は「B to Cにシフトしていくべき」との講師の説明が。以下比較


1.出店費用もかからないのでラクではあるが、信頼を獲得するまで
  時間もコストもかかる(独自の信頼性システムがあり)
2.出店までのハードルは高い(提出資料が多数あり)ものの
  出店さえできれば、始めから信頼性は保証されており商売しやすい。
  

タオバオ自身も、現時点では淘宝商城が1割程度の取引規模であるものの
2014年までには4割まで伸ばすと表明しているとか。


淘宝商城に出店するための条件は現状下記のとおり
・中国法人が必要(香港、台湾はNG)
・小売ライセンス取得(卸でも大丈夫なケースがあるとか)
・自社ブランドの商標登録(商標申請受理書をとればOK)
・保証金として16000元を支払う(6000元は最低コミッション保証金)


タオバオもまだ新しいサービスなので日々規約は変わっているらしい。
B to Cは売上に対してコミッションがとられるらしいが
だいたい2〜5%くらいだそうで。食品はアパレル等より低めという噂。
あとは淘宝商城で出店する場合は条件により旗艦店、専売店、専営店などに
分かれるなど。抜群の売上を誇るユニクロなどは当然旗艦店なんですな。


最後に費用について。
淘宝網などは出店費用などもかからないので収益はもっぱら広告料になる。
で、トップページのメインバナーは1日当たり140,000元だって。200万円位か。
ちなみにこの金額は2011年1月〜3月までの金額であって、
改定毎に毎回値上がりしている。ちょうど1年前の金額は
75,000元だったそうなので、1年でほぼ倍増したことになる。はぁ〜
なお淘宝商城のほうのトップページは65000元/日。
あとリスティング広告では、商材により価格は変わっていくものの
1クリックで1元弱、化粧品なら1〜2元くらいになるそうな。
余談だけどタオバオと中国の検索最大手である百度は非常に仲が悪いらしく、
百度の検索結果にタオバオ商品は表示されないらしい。マジか。


イマイチまだわかっていないところが商品の物流状況。
輸入品などは海外から直送したり香港ルートからもってきているらしいけど
どこまでが正規でどこからグレーなのかが曖昧。
輸送費が高いのでオススメできない、という問題だけでもないだろう。
中国は貿易全体がグレーなわけだけど、
その辺のサジ加減をしっておかないと少し怖い。


最後に講師の方からアドバイス
今後日本企業がタオバオで成功するためには
・淘宝商城から入るべし
・人員体制を怠るな(チャット要員、配送業務)
・アウトソースに丸投げするな
・広告費をかけろ
・高いものは売れない。場合によってはタオバオ用の安い商品を作れ
だそうです。


というわけで、今回のだけでは間違った理解もありそうだけど、
Twitterではタオバオビジネスに精通したフォロワーさんもいるし
いろいろご教授いただいて知識を得ていかにゃいけんです。

モメ倒す中国、なだめすかす僕


中国は常になにかとモメている。
さて今日のトラブルは、というくらい中国関連ニュースはネタがつきない。
政治も社会も企業も個人も日々誰かと言い争っている。


日本人がケンカをしなさすぎるっていう意見はもっともながら、
中国人のケンカもいとわない気質はもうDNAに染み付いているレベル。
先日も某百貨店の駐車場で、係りの若者が無理やり割り込んできた
態度の悪い車の運転手を引きずり出してタコ殴りにしていた。
怒りが収まらない若者。最初の一発で戦意喪失した運転手の中年男性。
あんた逃げて!風に叫ぶ助手席の女性。笑顔で見守るギャラリー。
なかなかシュールな画だった。

イメージ


ビジネスの場でもケンカ、トラブルは日常茶飯事。
なんだかケンカと交渉の区別が最近まったくつかなくなってきた。
日本でも同業他社間でモメることは多いけど、
中国はなんというか相手を公然と批判しちゃうすがすがしさがある。
子供っぽいという指摘もあるものの、その分さんざんモメた後で
意外とあと腐れがなく握手なんか交わしちゃうのも中国だったりする。


仕事上で中国人と口論になるとよく思うのは、いったん激昂してしまうと
普段通じる話すらまったく通じなくなってしまうこと。
「もういいよ!」
「いやだからさ、さっき言った話はお互い。。」
「知らない!もうやらない!」
日本だとビジネスの場では理路整然と論破していくのが良しとされがちだけど、
中国人相手だとなだめてすかして場を収めることに非常にパワーを使う。


対中国人の場合、一度相手のメンツを潰すとその後の仕返しも怖い。
今の仕事でも一度そういう経験があり結構な教訓になった。
でもそういう陰湿じみたものが日本になかったかと言えばそうでもないし、
見えないところで、目立たないように行われていただけだったな、と思い返す。
中国はただ開けっぴろげに顕在化しちゃってるだけなんだろう。


企業間のケンカといえば、年末あたりからもめている1件。
仏系小売り大手のカルフールと台湾系食品メーカーの康師傅がやりあっている。
【即席麺大手の値上げ要求、仏系スーパー拒否…中国で「疑心暗鬼」】
http://news.livedoor.com/article/detail/5210195/
値上げ拒否を表明するカルフールが消費者の立場を代弁したってんで
支持されているらしいけど、もともとカルフールの殿様商売っぷりは
業者でも有名な話で、中小企業などは泣く泣く従っていたのが現状だ。
もともとのマージンの高さに加え、年末年始や新店舗オープンなどの
祝い事のたび上納金が発生する条件は他社と比べても明らかに厳しい。
それでも「売り切る力」が絶大だけにどの企業もただ従うだけだったわけだけど、
康師傅クラスの大手がついに声を上げたって見方もできるかなぁと。
詳細は不明だけど、売り場側が強気一辺倒だった上海の小売事情に
変化の兆しがみえつつある。などなど。

イメージ


というわけで、弊社も毎日ケンカが絶えない。
中国人と中国人、日本人と中国人が、モメにモメる。
さんざん話し合っていい方向に進むためのケンカならよし。
後腐れのなさも中国に見習わなくちゃいけない。

2010流行語と悩ましい中国

年の瀬。
2010年を振り返りましょう、ということで
中国も日本同様、流行語ランキング的なものがでてくる。


【2010年中国流行語 ネットスラングランキング結果】
http://bit.ly/eyseeh
互動百科の選ぶ「十大熱詞」では1位「微博」(マイクロブログ)、
2位「上海世博会」(上海万博)、3位「給力」(すごい!がんばれ!)。
新浪微博中で使用された熱詞ランキングで1位は「給力」2位は「神馬」
(シェンマ、発音が什麼=「何」と同じ、宛て字のスラング
3位「囲観」(野次馬的に見物する 生温かく見守る、若干抗議の意味)。
猫捕ネットでは1位「給力」2位「蒜(算)ニィ狠シリーズ」
(「算ニィ狠」は流行歌の題名。算と蒜=ニンニクの発音が同じ。
今年のニンニクを含めた野菜の異常な高騰を揶揄する意味がある。
ほかにも豆ニィ玩といった価格高騰した野菜や食品の一字を宛てる
類似スラングがシリーズとなった)3位は「僕のパパは李剛だ」
(河北大学構内で飲酒運転死亡事故を起こした若者が、取り押さえられた時に
公安幹部の父親の名を叫んで罪を逃れようとした事件に由来する)。


ネットスラングは日本にもたくさんあるけど、中国も規制が強いせいか
なかなかひねりの利いた言葉も多いのが特徴。
とかくクリエイティビティの低さをつっこまれがちな中国だけど
若者を中心に新しい発想は生まれるもんだなと思わせてくれる。


とはいえ、中国はそうした自由闊達な発想はお好みでないため
そろそろ一発いっとくか、と徐々に締め付けをきつくしてきている。
【中国ネット流行語、当局指摘で掲載取りやめ】
http://bit.ly/hxsSJw
さらに1歩踏み込んだり。
【「中国製英語」使うな 当局通知に出版界反発】
http://bit.ly/hSMS9R
中国で新聞、雑誌の発行を監督する国務院(政府)新聞出版総署が、
一般に知られていない外来語やアルファベット表記の外国語を記載した
印刷物の出版禁止を通知し、物議を醸している。「中国語の純潔を守る」のが
目的だが、出版界は「言葉は変わり続ける。一律禁止はおかしい」と反発している。


言語の乱れ、みたいなものは日本でもよく叫ばれることだけど、
中国もそのへんの大義名分を盾にしっかり抑えこみに入っている模様です。
今年はGoogleやら尖閣やらノーベル賞やらで例年以上に暴れ倒した中国に対し、
日本人の「嫌中感」も相当盛り上がったと聞いている。
そら旅行者数も減りますわ。


内憂外患が続く中国。
日本は政治経済ともに中国との付き合い方に頭を痛めている様子だけど、
この1年、中から中国を見てみると、この図体だけデカくなった自国の取り扱いに
当局も相当苦労しているんだな、という様子がよくわかる。
高成長が続く中国。来年も日本はずいぶん振り回されることになるんだろな。


まったく。。来年も目が離せません。

中国の値上がり熱


どこもかしこも値上げしてる中国。


【北京・上海の生活コストが急上昇、香港を抜くのは時間の問題】
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=47550&type=1
人民日報は、中国の主要各都市の生活コストが急上昇しており、
近い将来に香港を抜いて世界で最も生活コストの高い地区の1つになると報じた。
国際人材調査会社・ECAインターナショナルによると、09年3月から
今年3月までの期間に、アジア地区、特に中国各都市の生活コスト指数が
大きく上昇したとしている。


中国の消費者物価指数の上昇率は7月以降、4カ月連続で
政府目標の3%を上回っているとのことで、
上海などは特にインフレやバブル懸念がくすぶってる。

今住んでいるマンションなどはすでに5%−10%家賃が値上がりしているらしく、
先日家賃の更新をした際も大家さんは値上げを要求したい様子だった。
ただ事前に大家さん及び娘さんへの何気ないプレゼント攻勢をかけていたため、
大家さんも今回はこちらの要望を汲んでくれて、価格の据え置きに成功した。
また上海の水道料金は先月20日から1立方メートル当たりの価格を
1.33元から1.63元と約22%値上げしている。
一般的な家庭であれば、水道費は毎月10元前後アップする計算。
上海市は2009年6月に1.03元から1.33元に値上げしており、
今回の再値上げにより、上海の水道料金は1年半で約58%上昇したことになる。
このハイペースっぷりが今の上海か。
中国はマクドナルドも値上がりし、近所のコンビニも食品は全品値上がりした。
まったく、どこもかしこも。


こうした値上がり熱に便乗する輩も多く、特に中国ローカル業者などは、
そうか!今ならいいのか、とばかりにとりあえず値上げ交渉を仕掛けてくる。
請求書に謎の手数料が追加されるなんてのは茶飯事。
「前回は前回。今回はまた別」と強気で言えるところが中国人の強みだ。
住みやすくなっているのかいないのか。。


そんな上海を東京さんはどうやらライバル視しているらしい。
【東京のライバル都市、筆頭は上海 都の生活に関する調査】
http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010120101000705.html
東京都が実施した「都民生活に関する世論調査」の中で
「ライバルになり得る都市」は上海がトップで
続いてソウル、北京、ニューヨーク、シンガポールが挙げられた。
上海と比較した場合の東京の強みは
・安全な水道水が飲める
・治安が良く街が清潔
・公共交通機関の利便性がトップ3。
弱みについては
・国際線就航数など海外へのアクセス
・物価や住宅事情など
地震など自然災害  が多かったとしている。


上海で物価の安さが強みなんていう実感は日々薄れてきている